【家族・夫婦】
2014年12月13日
第47日目 「生まれて初めて感じた恐怖、そして涙。」
嫁さんとは、かれこれ10年近い付き合いになります。
しかし、彼女の前で涙を流したのは、
先日が初めてのことかもしれません。
このブログ内では、もう幾度となく触れていますが、
ボクは適応障害という精神疾患で通院中です。
医師からそれを告知された時、それはもちろん
衝撃的でしたが…
それ以上に衝撃的だったことは、
「マイナス思考力」という、
想像を超えた不幸な力を
手にしてしまった事かもしれません。
マイナス思考力…
これは、常時オン状態なわけではありません。
それが発動するスイッチ、つまり、きっかけがあります。
そして、そのスイッチは複数あると推測されます。
我が身のことながら、曖昧な表現を用いましたが、
自分自身、わからないのです。
「え!? こんな事でスイッチ入んのっ!!?」
と驚かされること、多々ありましたんで …(; ・`ω・´)
なかでも、最もややこしいのが、
周囲の人間から投げかけられる気遣いの言葉が、
スイッチになるケースです。
例えば、この病の症状のひとつに、
物忘れが激しくなる
というのがあります。※個人差あり
これに対し、
「誰だって忘れることはあるよー」
だいじょうーぶ、だいじょーぶ☆
と気遣われても…
誰だってあるレベルじゃないんだよっ!!!
だから苦しんでるんだよ!!
と感じてしまい、
結局、この気持ちは誰にもわかってもらえないのか…
というマイナス思考力が、
孤立感や絶望感へいざなうのです。
ややこしー性格でしょ?w
しかしですね、実はこのややこしさは
表面的な問題に過ぎないんです。
どうでしょう?
この事例が抱えている、本質的な問題
があるのですが、おわかりになるでしょうか?
では、わかりやすく、ボクと嫁さん
に置き換えてみましょう。
すると、気遣いの言葉をくれるのが嫁さんになります。
対して、その言葉によって孤立感・絶望感を抱くのが
ボクです。
すると、
大丈夫、大丈夫!
ダメだ…。
ちょっと部屋行ってくる…。
え? なんで?
励ましたのに落ち込んじゃうの?
いや、いいんだ。
しばらく放っておいて…。
ど、どうして? 励ましても逆効果なら、
もう、何も言えなくなっちゃうョ…
と、こんな感じで、
コミュニケーションが破たんして行ってしまうのです。
そしてさらに面倒なことに、
「苛立ちやすい」という別の症状もあり、
意に反して激昂し、嫁さんを責めてしまう。
そんなことまであるんです…
そして、後悔・自責の念にかられるのです…。
ダメだダメだっこんな自分っ 。・゚・(ノД`)・゚・。
これはもう、簡単に言えば悪循環…
この、必ず生まれる悪循環を前提にして、
夫婦が円満に生活していける可能性は?
その解決策は果たしてあるのでしょうか…
そう考えると、さらなる絶望感に襲われるのです。
世の中には、「別れ」という形でその解決をみる
ご夫婦もおられることでしょう…。
しかし、せっかく幸せであった自分の家庭が、
自分の病のせいで、
意図せぬ結末をむかえることになったら…
そんな恐怖感を、常に心に抱える…
それが大きな問題なんです…
ある夜のこと、
心情を理解してもらえない、理不尽な苛立ちから、
ボクは嫁さんを強く責めたてました。
そして独り、部屋に閉じこもりました。
何時間も…
自分を責めながら…
そして迎えた翌朝…
自制が効かず、嫁さんを傷つけた昨夜の自分に
情けなさ感じ、悔やみながら、
はじめて彼女の前で涙を流し…
泣きじゃくりながら、
ただ、ただ、
あやまりました…。
すると彼女は…
なに言ってんの?
病気なんだから仕方ないの。
だから、「一緒に」戦うんでしょっ!!
はじめて見せたボクの涙は、
しばらく止めることができませんでした…。
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難問解決のリミットまで…
残り13日…
diskverbrog at 11:48|Permalink│Comments(0)