ガンダムザクⅡ
2014年12月15日
第49日目「ともするとボクの考え方は異常なのでしょうか。」
果たして、ボクの考え方は異常なのでしょうか。
いや、異常なのかもしれません…。
ただ、同じ考え方を持つ人は、
少なからずいるのだと思います。
罪を憎んで人を憎まず。
この言葉、確か儒教か何かが出自であり、
日本オリジナルの考え方では無かった
と記憶しています。
そのことが非常に残念に思えるくらい、
ボクには、この考え方が肌に合います。
例えば猟奇的な惨殺事件をはじめとし、
理不尽に命を奪われる被害者の方々がいます。
その事実がメディアで報道されたとき、
有識者、というのでしょうか、
その他、レポーターやコメンテーターの人たちは、
よく、加害者を非難するコメントを発します。
「憤りを感じます。」
「怒りを覚えずにはいられません。」
もちろん、被害者や遺族の方々の心中を察すれば
当然のコメントです。
決してそういった考えを否定はしませんが、
ボクは加害者とその関係者の方たちに対しても、
可哀想に…
と思うのです。
決して表面的ではなく、
心の底から、
そう思うのです。
先日、帰省したときのこと。
偶然、家族と佐世保事件(同級生殺害事件)
の話になりました。
「やっぱり父親が悪いよ。」
「もちろん全面的に責めるわけじゃあないけどさ、
無責任だよ、親として。」
そんな意見が出ました。
けれど… おそらく幻想にも近いのでしょうが…
ボクはなんだか、あの父親の苦しみが
わかるような気がして…
もちろん、確かなものではありませんが、
相当、精神的に苦しい日々を送ったのだろうと…
いま、ここに文章化しているだけで、
胸が締め付けられる感覚に襲われるくらい、
心から、そう感じるのです。
もちろん、被害者やご遺族のことを思えば、
積極的に述べるべき意見でないこと、理解しています。
ただ、どのような事件であっても往々にして、
そうせざるを得ない、
正常な判断ができない、
そんな環境や状況を、
加害者たちは背負っていたはずなんです。
その苦しみたるや…
考えるのも恐ろしく、つらくなる…かな…。
生まれてすぐに人殺しをする人間はいません。
罪を犯すのは、それなりの理由があります。
罪を犯す人は、悪魔なわけではありません。
基本的には、反省し、更正できうる、
人間という生物です。
そもそもボクだって、
不幸にも負の偶然が連鎖しまったら、
人の命をあやめる可能性を…
完全に否定できる自信はありません。
誰しも、そういうものではないかな、と思います。
もしも、加害者を徹底的に憎み、
復讐をしたい、
この世からいなくなればいい…
そう堂々と主張することを許される人がいるならば、
それは被害者の方々であり、
その関係者の方々であり、
また別の不幸な事件を通して、
同じ境遇を理解してあげられる人たちだけでしょう。
人生、いつ、何が起こるかわかりません。
不幸と感じる出来事に陥ってしまったとき、
いくら加害者であろうと、
周囲から責められてばかりでは、
立ち直ることができません。
人を、人格を、責める必要はないと思います。
責めるべきは、罪という「事実」の方である
と思っています。
なんでこんな話を急にしたのでしょう?
ともすると、自分自身が適応障害を患ってから、
一層、その考え方が強まったからなのかもしれません。
いや、うまく言えてないな…
なんて言うんだろ…
「理解してもらえない悲しさ」を知ったから…
なの…かな…
いつだって、「人」は悪くないんです。
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難問解決のリミットまで…
残り11日っ! ※たぶん
diskverbrog at 20:59|Permalink│Comments(0)